給与計算の『独自のルール』が命取りになる理由(2026.4.13)
『今月の残業代は予算オーバーだから,残りは来月に回しておいて.』労働基準法には,賃金の支払い方法の5原則が規定されていますが,賃金計算の対象期間(締め日から次の締め日の間)中に発生した賃金は,そのため,「残りは来月に回しておいて.」は「3.全額支払う」に違反となってしまうんですね.これが原因で,一度労基署の是正勧告を受ければ,過去に遡って未払い賃金の精算を命じられ,数十万単位のキャッシュが一度に吹き飛ぶリスクがあります.さらに,今の時代,SNSで『ブラック企業』と拡散されれば,採用コストは跳ね上がり,現在では,様々な賃金計算のソフトウェアパッケージが発売されているので,細かい設定も全てソフトウェア任せにしてしまっているケースがあり,間違った設定をしたまま運用してしまい,知らず知らずのうちに法違反を犯しているケースもあります.当事務所では,潜在化しているリスクを見極めて顕在化しリスクを無くすことで,問題が発覚してからでは,社会保険労務士ができることは限られます.『今はまだ何も起きていない』今こそが,リスクを最小限のコストで封じ込めるチャンスです.まずは,御社の給与計算方法を確認させてください.潜在的なリスクがないかチェックさせていただきます.
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